エアバッグのアップサイクル

今回は自動車のエアバッグのアップサイクルを紹介します

 

まず、自動車のリサイクル率について見ていきたいと思います

廃車になった自動車は、自動車解体業者によって解体された後

工業用のシュレッダーによって細かくされます

その中から鉄や非鉄金属を取り除いた後に残った廃棄物を

シュレッダーダストと言います

シュレッダーダストのリサイクル率は年々上がっており

現在ではほとんどのシュレッダーダストはリサイクルされています

 

車に使用されるものは高い安全性が求めらるのため

強くて丈夫な素材が使われています

そんな丈夫なエアバッグを素材とした商品を今回は紹介していきます

 

AIRPAQ

廃棄されるはずだった自動車のエアバッグ、シートベルト、ベルトのバックルを

再利用してバッグを製造している、ドイツ発のアップサイクルブランドです

 

車に装備されるエアバッグのほとんどは幸いにも作動することなく

日々大量に廃棄されてしまっています

軽量かつ強度のある、優れた素材をアップサイクルしています

背中の部分のシートベルトの編み込みも

他にはないとても魅力的なデザインですね!

 

株式会社スコープ

クリエイティブ担当:鈴木康予

エアバッグをアップサイクルした、『MA-1 ジャケット』です

廃棄物資源リサイクル企業の鈴木商会と共同で

エアバッグのアップサイクル製品を企画・プロデュース

ワッペンのデザインは社会的課題をクリエイティブの力で解決する

BRIDGE KUMAMOTO(ブリッジクマモト)が担当しています

鈴木商会ELV(自動車リサイクル)事業部にユニホームとして導入したこの製品は

今後、一般消費者に向けて販売を展開する予定とのことです

BRIDGEKUMAMOTOデザイン

ワッペンにもアップサイクルの要素が織り込まれており

とてもおしゃれなジャケットになっていますね

 

今回紹介したエアバッグや以前紹介した消防ホースなど

安全性や強度が求めらるものに使われる素材は

バッグや洋服へ姿を変えたときに

もともと持っている強みを発揮できますね

リサイクルするのではなくその強みを生かした商品が

どんどん生まれてくるといいなと思います

 

今回もお読みいただきありがとうございました

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