コーヒーと繊維のアップサイクル

突然ですが、こちらのTシャツやエプロンは

どんな素材をどのようにアップサイクルしたものでしょうか?

 

記事のタイトルも少しわかりにくいかもしれませんね笑

今回はネスカフェでおなじみのネスレ日本株式会社と

日清紡グループのニッシントーア・岩尾株式会社による

アップサイクルを紹介します

 

では、最初の画像の答え合わせからです

元の素材となっているのはこちらです

紙の詰め替え容器「ネスカフェ エコ&システムパック」を繊維とし

コーヒーを抽出した後に残ってしまう残渣によって色が染められています

この古紙から生み出した繊維と、コーヒーで着色するという試みは業界初とのことです

 

では、実際にどのようにユニフォームはつくられているのでしょうか?

まずは元となる生地の作り方です

全国各地に設置された回収ボックスと

パッケージを作る際に規格外となってしまう空きパッケージを集めます

そしてその紙から紙糸をを作り、編立、製織し生地素材を作り上げます

そして「のこり染め」と呼ばれる

食品や植物を加工した後に出る残渣や枝葉を原料とした染色方法を使い

コーヒーの残りを材料として染め上げています

さらに染料を抽出した後の残渣は発酵・熟成させたのちに

微生物の力を引き出した、植物性の肥料へと生まれ変わります

このTシャツとエプロンは

ネスレ日本直営カフェ「ネスカフェ 原宿」のユニフォームとして活躍しています

利用する機会がある方は是非見に行ってみてください!

 

ネスレは以前からゴミについての課題に力を入れており

2025年までに、包装材料を100%リサイクル可能、あるいはリユース可能にすること

バージンプラスチック(再生されたプラスチックではないもの)の使用料を

3分の1削減することをコミットメントとして掲げています

 

プラスチックなどは一般的にリサイクル可能なものだとは認識がありますが

コーヒーの残りかすなどまだまだ知らないリサイクル可能なものはたくさんありそうです

リーディングカンパニーがこのような取り組みをすることで

業界全体にも新しい当たり前ができるといいなと思います

http://www.nisshintoaiwao.co.jp/topics/20220224.pdf 

今回もお読みいただきありがとうございました

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