アップサイクルに関するニュースをみていると
「横浜の小学生がアップサイクルに挑戦。」
という記事が目に飛び込んできました
今回はその素晴らしい取り組みを紹介します
横浜市金沢区の瀬ケ崎小学校の5年生の児童たちによって
地元の企業や団体と協力し
地元の素材や、廃棄物を使用した石けんを製作しました
その名も「横浜金澤 黒船石けん」
総合の授業で「身の回りの解決すべき問題」について考えた結果
新型コロナの感染予防策となる「手洗い」が楽しくなるようにスタートしました
当初は市販の石けんをアレンジしたり
廃油を使って石けんづくりを試みたりしていましたが
その中で天然原料にこだわった石けんづくりを行う
太陽油脂株式会社と出会い
オリジナルの石けんに着手したそうです
小学校の授業の中、ましてや小学生の考えることが
そこまで発展していくとこちらまでワクワクしてきますね
児童たちは環境問題やSDGsについて勉強を重ねた結果
環境に配慮した地元の素材を使った石けんを作り
地元金沢区を盛り上げたいと考えたそうです
そして、昆布を通して海の環境再生に取り組む富本龍徳さんや
水素や炭などをベースに原料の研究開発を行う炭プラスラボ
廃棄される青みかんを有効活用し食品を製造するアマンダリーナ
といった地元の企業・団体の協力を得て
石けんの素材として
小柴沖で育った昆布、汚れを吸着させる炭、廃棄されていたみかんの皮
これらを使った石けんを作り出しました
その黒い見た目と、小柴沖にペリーが停泊したことから
「横浜金澤 黒船石けん」の名前が付けれました
さらに、児童たちで話し合った結果
パッケージは箱ではなく、より廃棄が少ない紙を使用しています
多くのアイディアを出し合い、周りを巻き込み
こんなにも大きな結果を残したことにとても感動しました
約1年の期間を経てこの石けんは完成しましたが
そこに至るまでに児童にとって様々なことを考えるきっかけになったそうです
「石けんを作ってみて、作るにも使うにも責任を感じることが必要と分かった」
「環境問題は自分には関係ないと思ていたが、石けん作りを通じ、自分事になった」
「これからは日常でできるSDGsに取り組んでいきたい」
説得力のあるとても貴重な考えだと思います
学校としてもこのような内容を授業で取り組むことはとても素晴らしいと思います
今後、ますます当たり前になってくれると嬉しいです
今回もお読みいただきありがとうございました