卵の殻というと昔からいろいろな活用方法があります
例えば、土にまけば卵の殻に含まれる多くのカルシウムが肥料の代わりとなったり
害虫を寄せ付けない効果もあるそうです
他にも、フライパンや鍋につきやすい焦げなどの汚れも落とすことができます
細かく砕いて新たい部分に振りかければ研磨剤の役割も果たします
今回はそんな卵の殻のアップサイクルを紹介します
日本エムテクス株式会社は建築材料の製造、販売等をしている会社ですが
長期的な環境視野での「ものづくり」を進めています
そこで卵の殻と出会い、『東京卵日和』という雑貨ブランドを立ち上げました
卵の殻にはヒヨコが呼吸をするための小さい穴がたくさん開いており
細かく砕くことによって調湿・脱臭の機能が生まれ
空に土と混ぜ焼成すると吸水力が発揮されます
もともとは建築材料の塗り壁、壁紙、タイルなどを製造していたそうですが
リフォームや家を建てるときのみしか使えなかったそうです
卵の殻を使った製品をもっと広めたく『東京卵日和』へ繋がっていったそうです
では、実際に卵の殻がどのような姿へ生まれ変わっているのか紹介します
まずはコースターです
吸水性に優れているので、水滴の吸収はもちろん
吸った水も卵の力で素早く放湿することができます
水洗いが可能なので衛生面でもとても安心です
さらに、商品ページではコースターのアレンジも紹介されています
汚れてしまった場合や、割れてしまいコースターとして使えなくなった時には
カッターやサンドペーパーで簡単な加工ができるのでアロマストーンやアクセサリーなど
自分好みのオリジナル雑貨へアレンジできます
アップサイクル製品が使えなくなった、壊れてしまった後のことを提案してくれることは
見ることが少なかったのでこのアレンジはとてもいいなと思いました
次に私が東京卵日和さんを知るきっかけになったバスマットです
こちらも卵の殻の特性が生かされています
お風呂上がりの足の裏についた水もすっと吸収してくれます
吸った水もすばやく放湿されるので衛生面でも安心です
もともと、建材としてタイルを作っている会社なので
デザインもとてもいいですね
壁に使えるタイルもあります
部屋の湿度を調整してくれますし
木材のように絶伝導率が低く、
夏は冷たい空気を、冬は暖かい空気を逃しにくい特徴があります
タイルだけではなく壁の塗料もあります
壁が汚れてしまったとき、気分を変えたいときに壁をペイントする際
機能的で地球にも優しい塗料を使うのもいいですね
普段、何気なしに捨ててしまっている卵の殻を自分たちの手で活用するのには限界があります
でも、そんな卵の殻を生まれ変わらせている
会社がある、製品があるというのを知ってもらい
みなさんのものを選ぶ選択肢に入れてもらえればうれしいです
今回もお読みいただきありがとうございました