新型コロナウィルス禍によって様々な業界に影響がありました
生活様式にも大きな変化があり、「リモート」という言葉が当たり前なりました
私の働いている会社でもリモートで仕事をするのでパソコンを持って帰ってくれと言われた時には
今まで通りの仕事ができるのか?などの不安がありました
コロナによって感染予防の観点から旅行をすることが難しくなってしまいました
今回はそんな旅行業界を代表する企業、株式会社日本旅行の取り組みについて紹介します
株式会社日本旅行は、店頭営業の規模縮小に伴い
使用しなくなったスタッフ制服をアップサイクルしました
2020年からの新型コロナウイルス禍において、旅行業界を取り巻く環境は大きな変化を余儀なくされました
特に個人旅行販売におきましては、対面型からWEB型へのシフトが加速され
従来型の旅行会社店舗については、各地で出店規模の縮小が必要になりました
店舗縮小に伴い役目を終えた制服、約1t(約1000着)をグループ全体で回収
集められた制服は、新たな素材「PANECO®」によって再資源化され
2023年2月にオリジナルコースターとして生まれ変わりました
作成されたコースターは、各地域でお客様との接点として再び活躍しています
PANECOについて紹介します
「PANECO®」は、布だけではなく合成皮革など廃棄衣料品に含まれるさまざまな繊維を
美しくアップリサイクルすることができるサスティナブルな環境配慮型素材の繊維アップリサイクルボードで
硬度があり加工しやすく多様な目的に使用することができます
また、使用後の「PANECO®」を回収し再びボードとして再リサイクルすることができます
アパレル企業の余剰在庫や製造過程に生じる残布・残反・裁断くず・繊維くずなど
廃棄処分となる運命にあった衣類繊維を、店舗・イベント・オフィス等の
さまざまな空間のディスプレイ什器や家具、プロダクトへと生まれ変わらせ
さらに再リサイクルを可能にします
日本旅行はアップサイクルを通じて
環境保護や社会的責任を果たすことで、SDGs達成の一助になりたいと考えているそうです
旅行会社店舗での旅行販売サービスを通して、多くの人々の笑顔をお手伝いしてきた制服は
私たちの「おもいやり」と「きずな」の精神を受け継ぎ
社会課題の解決のために顧客と地域のソリューション企業を目指す
象徴として生き続けていきます
リモート化が進んでいく背景には不要になってしまったものがたくさんあると思います
今回の制服のようにたくさんの想いが詰まったものもたくさんあるはずです
要らなくなってしまったから捨ててしまうのではなく
何か他の形に姿を変えることはできないか?と考えてみることが大事かもしれません
今回もお読みいただきありがとうございました