プロ野球選手の帽子が生まれ変わる

今回は、プロ野球で実際にに使用された帽子が

アップサイクルによって生まれ変わる取り組みを紹介します

 

服飾資材製造卸のモリト株式会社は協賛している

オリックス・バッファローズから

「選手が実際に使用し、廃棄する野球帽を何かサステナブルな取り組みに活用できないか」

と相談を受けました

パーツを使った付属品や製品を多く扱うモリトの技術、知見を活かし、社内で検討会議を行い

とても丁寧に作られた刺繍マークなどを

球団のシンボルとなるものとしてアップサイクルできないかと検討しました

 

野球帽は面が固く、縫製をはずした後に有効活用できる生地面積が小さいため

試行錯誤の末、パーツにこだわるモリトらしい 以下2点の製品へと生まれ変わりました

1.くるみボタン

小さい記事面積を課の中桐活かせるものとして作られたのがくるみボタンです

生地に選手の背番号やアルファベットをシルク印刷なども可能です

そのままボタンとして使用することはもちろん

キーホルダーやヘアゴムなどにも簡単に加工ができます

 

2.パスケース

特徴的な「B」の刺繍マークを裁断減に活かしたデザインとなっています

ワッペン自体が非常に品質が高く丈夫です

ベースとなる生地には本革を使用することで高級感のある仕上がりとなりました

 

このアップサイクル製品は8/2のイベントにて発表されました

https://www.morito.co.jp/event/happypartsday2023/

 

モリト株式会社は今後も

学校や地域の施設に表敬訪問し、子どもたちへアップサイクル製品の配布に向けて検討を進め

帽子以外にも使用済みの資材を活用し、他球団へも展開可能な製品を考案中とのことで

販売も視野に入れ、サステナブルな取り組みを実践していきます

https://www.morito.co.jp/

スポーツの世界で使用される帽子は強度にこだわっていることはもちろん

球団を代表するデザインになっていることからデザイン性が高く

ファンと人からすると「あの選手が使っていた」などストーリー性もあり

とても魅力的なアップサイクル製品だと思います

 

アップサイクルというのは素材自体のメリットや

デザイン性を活かすことが大きな魅力でしたが

それに加えて、誰が使っていたか、何に使われていたかの

ストーリ性も今後大きな魅力かもしれません

 

今回もお読みいただきありがとうございました

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