ダンボールアーティスト

今回は、段ボールをアップサイクルしている

デザイナーの 島津冬樹さんをご紹介します

 

島津さんは世界でも珍しいダンボール財布アーティストです

世界中の街角で集めたダンボールを財布などに生まれ変わらせています

島津さんは30ヶ国以上を旅しながらダンボールを集めたそうです

きっかけは多摩美術大学の学生だった時

ボロボロになった財布を買い替えようとしましたがお金がなく

おしゃれなデザインのダンボールから財布を作ったのはじまりです

大学でのフリーマーケットでダンボールの財布を売ろうとした

それがダンボールを集める一歩になったそうです

 

現在では「carton」(カルトン)を開始

ダンボールから作った財布の販売・展示、ワークショップを行っています

過去に国立新美術館で展示・販売を行った際には1万円の財布がたくさん売れたそうです

こちらのノースフェイスのサイトに型紙が掲載されています

https://www.goldwin.co.jp/tnf/special/makingawallet/

身近にある道具で簡単に作ることができるので

興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!

島津さんの「島津冬樹の段ボール財布の作り方」という本も出版されています

https://www.boutique-sha.co.jp/21398/

実は数年前に嵐の大野君に、島津さんが財布の作り方を教えました

その時の影響でダンボール財布を実際につくる人が増えたようです

メルカリやヤフオクで探してみるとたくさんのデザインの財布が売られています

見ているだけでも楽しいので興味のある方はぜひ探してみてください

 

そして今回、ぜひ皆さんに見ていただきたい映画があります

島津さんのドキュメンタリー映画『旅するダンボール』です

http://carton-movie.com/

アップサイクルに関しての内容もそうですが

島津さんの人柄がとても魅力的でドキュメンタリー映画としてとても面白いです

東京の市場で偶然見つけたダンボール

そのデザイン性にひかれた島津さんが

そのルーツをたどる中で様々人と出会っていきます

1つの段ボールにもたくさんの人の想いが詰め込まれています

そのダンボールに関わった人を追いかけながら

旅をしていくドキュメンタリー映画です

今回の題材になっているダンボールもそうですが

世の中にある様々なものはたくさんの人の想いが詰まっているということが再確認できます

使い終わったらゴミになってしまう

それがいかにもったいないことなのか

さらに活かせる方法はないかを考えさせられる映画でした

映画の中に出てくる国ごとの特徴的なダンボールから作られた財布は

各国の特徴が表現されていておしゃれなデザインとなっています

島津さんの夢は「ダンボールの美術館を作ること」と

「行ったことのない国のダンボールを集めること」だそうです

この夢からも島津さんのユニークさが伺えますね

島津さんは日本国内のみならず世界中で

ダンボールのアップサイクルを伝えるワークショップを行っています

みなさんの近くでもワークショップがひらかれているかもしれません

興味のある方はぜひ参加してみてください!

 

ダンボールだけではなく、普段使い終わったら捨ててしまうものは

生活をするうえで周りにたくさんあります

常に「何かに使えないかな?」という視点を持つだけで

世の中からゴミという概念がなくなる日が来るかもしれませんね

今回もお読みいただきありがとうございました

https://carton-f.com/

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